「絵を描きたい気持ちはあるけど、いざ筆を持つと描く気がなくなってしまう」
「気分が乗らない日はイラスト制作はできないと思う」
こういう考えの人、結構多いのではないでしょうか?
しかしこのような考え方の人は絵がなかなか上達しません。
理由は単純で、絵にかける時間が圧倒的に足りなくなってしまうからです。
では、どうすればよいのでしょうか?
やる気の問題はとても難しく、解決不能に感じてしまいがちですが
意外な方法でクリアできてしまいます。
今回はそんなやる気の問題を解決する方法を説明します。
この記事を読むことで、
やる気に左右されずにイラストを描く方法を知ることができ、
その結果安定してイラストを描くことができるようになるため絵の上達につながります。
是非最後まで読んでいってください。
結論:イラストを描くことを習慣にしましょう
習慣の力は本当にものすごいものです。
習慣になっている行動を行うのに理由は必要ありません。
例を見てその理由を考えてみましょう
習慣は選択を排除する
朝起きた時に顔を洗うことは、おそらくほとんどの人にとって習慣となっている行動だと思います。
顔を洗うことが習慣になっている人は、朝起きた時に顔を洗うか迷うことはありません。
顔を洗う時にやる気の有無を気にする人もいないでしょう。
「あ~今日は顔を洗う気にならないし、今度にしよう」
こんな考えを抱くこと自体が不自然な感じがしますね。
つまり、習慣化された行動からは「やる」「やらない」という選択が排除されるのです。
言い換えれば「やる気」に行動を左右されなくなる、ということです。
これが習慣化の最大の利点です。
習慣を作る方法
ここまで説明してきた内容を読むまでもなく、あなたは習慣の重要さを理解しているかもしれません。
しかしなぜイラストを描くことを習慣にできないのでしょうか?
習慣を作ることを非常に難しく感じる人も多いことでしょう。
では習慣を作るにはどうすればよいのでしょうか?
習慣を作るためのポイントを2つ説明します。
①目標を最適化する
まず大前提として、目標のない行動は習慣化することができません。
イラストをかきたくもない人がイラストを描くことを習慣化することは不可能です。
この記事を読んでいる人は少なからずイラストに対して何らかの目標を持ち、
行動しようと考えていることでしょう。
しかし、目標を持つだけでは習慣を変えることは難しいです。なぜでしょうか?
目標と覚醒
目標を行動につなげるためには、モチベーションが必要です。
行動=目標×モチベーション
この公式が成り立つわけです。
習慣とはこの行動が持続する状態のことです。
つまり、習慣を作るにはモチベーションを継続する必要があるわけです。
意外かもしれませんが、人間は絶えず目標を持ちその目標に対して行動しています。
しかし目標には「短期目標」と「長期目標」があり、
ほとんどの場合に短期目標の方がモチベーションを得やすいようになっています。
「長期目標」と「短期目標」
例を考えてみましょう。
あなたは長期的にイラストを練習し、ゆくゆくは高い画力を手に入れたいと考えています。
しかし普段から友人と一緒にゲームをすることを楽しんでおり、
ふとした瞬間にゲームをやりたくなりイラストを描くことを忘れてしまいます。
この場合の短期目標はゲームをすることであり、
長期目標はイラストを描くことです。
短期目標に対するモチベーションは非常に小さなもので効果を発揮するため、
日常生活のいたるところに「モチベーションの素」が潜んでいます。
一方で長期目標のモチベーションは日常生活では得難く、
行動へ駆り立てるほどの「モチベーションの素」はほとんど存在しません。
この差を埋めるにはどうすればよいのでしょうか。
答えは目標の最適化を行うことです。
目標の最適化とは?
目標の最適化とは、「モチベーションの素」を手に入れやすい目標を設定することです。
目標を最適化するためには2つの方法があり、いずれか一方では効果が低いため
両方を行うことが望ましいです。
二つの方法は以下の通りです。
①目標を具体的に設定する
②目標を積極的な行動目標にする
1つずつ考えてみましょう。
目標を具体的に設定する
①は目標に対して成果が明確に現れるものにしましょう、ということです。
例えばイラストを習慣化したい人の目標として
(a) 絵が上手になる
(b) Twitterで100いいねを達成する
の2つの目標設定があると考えてみましょう。
aの目標は目標が達成されているかどうかの判定基準があいまいで、
成果が出ているか判断することが難しい目標になってしまっています。
bの目標は目標が明確で、成果をTwitterのいいね数という数値で捉えているため、
目標に対して達成できているかの判断が簡単におこなえます。
このように目標が具体的に設定されているものは、成果を確認しやすく
そのためモチベーションを得やすい設定になるのです。
目標を積極的な行動にする
ダイエットを例にして考えてみましょう。
ダイエットは目標が体重を〇kg減らす、のように具体的であるものであるにも関わらず
最も達成が難しい行動の1つであることは間違いありません。
これは、目標が消極的な行動によって達成されるものだからです。
ダイエットをするときによく選ばれる行動は「食事を制限する」ことでしょう。
食事を制限することを第1の方法として行うダイエットは成功率がとても低いです。
食事をたべ過ぎ「ない」のように、
消極的行動にモチベーションを与えることはきわめて困難であり
もはや意思の力で左右できる問題ではありません。
一方で、毎日腕立て伏せを「する」という積極的行動はモチベーションを得ることが比較的容易です。
そのため、目標設定は積極的行動によって達成されるものが望ましいのです。
以上が目標の最適化についてです。いかがでしょうか。
より目標設定の方法が明確になったのではないでしょうか。
続いて2つ目の方法です。
②環境を整える
モチベーションを得るうえで、決して無視できない条件があります。
それは、環境です。
人間の頭はできるだけ思考しないで済むようにサボりたがり、
人間の体はできるだけ行動しないで済むようにだらけてしまいます。
わたしたちは往々にして何も考えず、そのとき最も取りやすい行動をとってしまいます。
では最も取りやすい行動とはどのような行動なのでしょうか?
思考なき行動は環境に決定される
最も取りやすい行動とは、前回同じ状況であなたがとった行動です。
そしてこの行動が習慣の土台となっていきます。
環境があなたの行動をサポートしている状況では、あなたの習慣を変えることは困難です。
行動を変えたいならば、環境を変化させ行動との関連性を断つ必要があります。
環境は誘惑をシャットアウトするようなものである必要があるわけです。
環境を変える方法
誘惑をシャットアウトできるような方法はさまざま考えられることでしょう。
ゲーム機を目の届かない場所へしまっておくことも、
退屈を感じた時に無意識にゲーム機へ手を伸ばしてしまう習慣を変えることに効果的に作用します。
しかしこのような方法は先に説明した消極的目標になりがちであり、失敗につながりやすいです。
ではどうすればよいのでしょうか?
結論、周囲の人と協力しましょう。
環境を変えるには、同じ目標を持つ人と交流しましょう
同じ目標を持つ人と交流することは、目標を達成する上でこの上なく効果的です。
同じ目標を持つ人と交流することで、簡単に目標に対するモチベーションを得ることができます。
また、同じ目標を持つ人同士で交流すれば、意見や助言を求めることもできるでしょう。
コミュニケーションを取り続けることで、考え方も似てくることでしょう。
これらの要素は、目標の達成に対して絶大な効果をもたらします。
現代ではTwitter等のSNSで簡単に交流することができるため、とてもおススメの方法です。
ちなみに本記事を書いている私も模写した絵をアップロードし、励まし合う場を主宰しています。
興味がある方は参加してみるのはいかがでしょうか?
(Discordというソフトウェア・アプリを使用しています。
インストールなしでも参加可能ですが、本気で参加するつもりならば
サービスへの登録がおススメです。)
まとめ
以上が、習慣の重要性と、習慣を作る方法でした。
いかがだったでしょうか?
イラストを習慣化することは難しいかもしれませんが、
必ずそれだけの効果をもたらしてくれることでしょう。
是非挑戦してみてください。
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