年齢と上達度は反比例する?【年齢よりも習慣です】

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「絵の成長は歳をとると遅くなる、止まると聞いた。将来が不安…」

「これから絵を始めようと思ってるけど、自分の年齢から始めても上手くなれないかと不安で踏み出せない」

こんな不安を感じたことはないでしょうか?

実際私も絵を描き始めたばかりの頃、このようなツイートがバズっているのを見て

強い不安を感じたことを覚えています。

今回はこう言った絵の成長と年齢について考えていきます

本記事を読むことで、年齢と絵の成長の関係性がわかります。

また、その結果不安な気持ちを払しょくして絵を楽しむことにもつながります。

年齢によって絵の成長量が低下することはない

結論、年齢によって絵の成長量は変化しません。

なぜなら絵の成長に必要なものは、「経験を通じて得た知識」だからです。

つまり年齢を重ねても「経験を通じて得た知識」を増やすペースが低下しなければ

年齢によって成長量は変化しないというわけです。

実際私が絵を描き始めて1年くらいの時に、

Twitterで「絵の成長が28歳で止まる」という内容のツイートがバズっていた記憶があります。

当時自分はそのツイートをみてかなり焦ったことを覚えています。

実際けっこう本気で信じていたような気がします。

ここ数年で自分も28歳を迎えて、ふとこのことを思い出したのですが

28歳の前後で何か劇的に変わったかと言われると、そんなことはありませんでした。

むしろ最近ではブログを通じて自身の考えを明確化してきたこと、

YouTubeで参考になる動画が増えてきたこともあり上達のペースは速くなっているように思います。

以上の点から、年齢によって絵の成長量が低下するという考えは間違っていると言えるでしょう。

しかし、年齢を重ねていくことで成長を遅くする原因がいくつかあるように感じるのも確かです。

私の感じた成長を遅くする要因を挙げ、対策を考えてみました。

歳をとることで絵の成長に悪影響を与える3つのもの

絵に描けられる時間が減る

絵にかけられる時間の長さが絵の成長に大きく影響することは、だれが考えても明白でしょう。

わたしの場合大学入学後にお絵描きを始めたのですが、大学→大学院→就職と歳を重ねるごとに

自分の時間をとることが難しくなっていきました。

しかしこれは私に限った話ではないように思います。

実際、私と同年代の絵描きの人は就職前後で絵を描くペースがとても遅くなった人

就職して絵を描くことをやめてしまった人が多くいます

歳を重ねるごとに、家庭・職場で果たすべき役割が増えていきます。

これは避けられないことです。

では絵を描く時間を作り出すにはどうすればよいのでしょうか

絵にかける時間を増やす3つの方法

①無意識に浪費している時間を減らす・なくす

たとえば出勤前後、昼休憩時の食事後など、ちょっとしたスキマ時間がありますよね。

この時間はとても貴重な時間です。

1つ1つの時間は短いかもしれませんが、

この時間をつなぎあわせることで1日1時間以上の時間を捻出できることもあるのではないでしょうか。

こういったスキマ時間はどうしてもスマホに手を伸ばしてしまいますが、

スマホはとても危険な存在です

スマホはあらゆる場所に心的快感を感じさせる仕組みが組み込まれています。

(例えば、Twitterアプリの下スワイプによるTL更新の「ニュルッ」とした動作でさえ

無意識に心地よさを感じるように設計されています)

以前の記事で習慣を作る、という内容の記事を投稿しましたが

あらゆる行動に対しスマホを確認することが習慣づけされている人が大多数なのではないでしょうか。

作業と作業の合間に思考の空白ができた瞬間、スマホに無意識に手を伸ばしている人は

スマホとの付き合い方を再考するべきでしょう。

②移動中絵について勉強する

通勤通学の時間は勉強にとても有効な時間です

この時間を使わない手はありません。

片道1時間かけている人であれば1日2時間強制的に勉強を行うことができます。

通勤中に本を読んだり、手を使うことが難しい場合がほとんどだと思うので

その場合のおすすめを紹介します。

それはずばり音声学習です。

YouTubeで普段見ているチャンネルの動画やVoicyなどの音声サービスを利用しましょう。

動画では画面を見ながら視聴する方が効率は良いですが、

1度見た動画の復習などであれば音声を聞き返すだけでもものすごく効果的です。

YouTubeはプレミアム会員になることでスマホのバックグラウンド再生が可能になるので

めちゃくちゃおススメです。

自分も利用料の高さに敬遠して、ずっと加入していなかったのですが

加入してからはこの便利さに気付きもうなくてはならない存在です。

本当におススメなのでぜひ加入を検討してみてください。

https://www.youtube.com/red?gl=JP&hl=ja
③絵を描けない時間に構想を練っておく

これも特におすすめの方法です。

PCを立ち上げて、ソフトを起動してから「さあ絵をかくぞ」となる人が多いと思いますが、

これでは時間がもったいないです。

絵を描く時に事前に構想を練っておくことで、実際に家で絵を描く時間を最大化しましょう

外出先にクロッキー帳に構図を練って置いたり、

あるいはどのような絵を描きたいのかアイデア出しをするなど

お絵描きソフトを使わずとも絵に時間をかけることは十分可能です。

また、普段から構想を練る習慣をつくることで

帰宅してから急に絵のやる気がなくなる現象を抑える効果も期待できます

現在やっていない人はぜひ取り組んでみてください。

気力・体力が低下する

歳を重ねるごとに、気力も体力も低下していきます。

特に20歳を超えたころから感じ始め、かなりの勢いで低下していくように感じます。

気力低下による影響

気力が低下すると絵を描く気が起きにくくなっていきます。

絵を描くという行為はとてもエネルギーを必要とするので、

あまりの手間の多さにひるんでしまいそうになります。

そういう意味で、絵を描く前に絵を描かない理由を探し始めていたら危険信号です。

これも自分の経験談になるのですが、あるツイートを見た時のことです。

その内容は、小学生の頃は20分の休憩時間でも全力でドッチボールに打ち込めたのに

大人になった今は20分ではなにもできる気がしない、というものでした。

これは本当にその通りで、強い恐怖を感じました。

子どもの頃は20分の時間に対して、できる・できないの判断を行うことはせず、

とにかくやりたいことをやる!という思考で行動していたように思います。

それゆえに多くの行動ができて、充実した毎日を過ごせていたように思います。

逆に言えば、大人になって私たちは自分の使える時間を無意識に制限していることになります。

ではこれに対してはどう対策すればよいのでしょうか?

絵を描くという行為を細分化する

気力が低下することで規模の大きな作業を始めづらくなるということは前述したとおりですが、

それならば絵を描くという行為を細分化し、

1つ1つの作業を短時間でできる作業にしてしまうのが良いでしょう。

個人的には1つ15分以内にできる作業にまで分解できると

かなり手を付けやすくなるように感じます。

例えば「絵を描く」→「資料集め」→「服の資料集め」→「アウターの質感・構造資料」

のように細かく分解していきましょう。

また作業を分解・明確化しタスク化することで、

毎回絵を描く時間を意識できるようになり、結果として作業効率化につながると思います。

是非試してみてください。

体力が低下する

体力が低下することで、やはり絵に描けられる時間は低下していきます

例えば睡眠時間を削って絵を描く時間に充てることが難しくなっていきます。

また集中力の持続時間が短くなり、結果的に絵にかかる時間が長くなってしまいます。

これはどうすればよいのでしょうか?

睡眠時間を削ることは長期的に見て損失

正直、睡眠時間を削ることは短期間の成長で考えれば効果的であることは確かですが、

長期的な習慣作りという点では疑問が残ります。

逆に睡眠時間を削らざるを得ない状況は、計画が破綻しているということになります。

前述したとおり、工程を細分化し計画を立てることで、

睡眠時間を削らず計画的に絵の進捗管理を行うことを目指す方が

結果的に睡眠時間を削るのがキツイ年代になってからも絵を継続することにつながるでしょう。

若いうちから体力に頼らない習慣を作っておくことはとても重要です

集中力は年齢を気にするよりも取り組みで改善すべし

集中力は、マサチューセッツ工科大学の認知科学研究者のJoshua Hartshirn氏の研究によると

43歳でピークを迎えることが判明しています。

つまり43歳を超える年齢になった場合は相対的に絵に集中できる時間が少なくなり

結果的に絵にかかる時間が増加してしまうということになります。

年齢だけ見れば43歳を超えた時から時間がかかるようになるのは避けられないように思われます。

一方で集中することについて真剣に考え、

自分が集中する方法を明確に意識している人がどれだけいるでしょうか

絵を描いている時にTwitterが気になってチラ見していませんか?

習慣化している作業用BGMは本当に効率化に寄与していますか?

自分が集中できた時、環境を振り返り自分の集中力に好影響を与える要因を考えてみましょう

年齢を気にするよりも生産的な行動になるのは間違いないでしょう。

思考が硬直化する

年齢を重ねるごとに、自分の中で最適の方法が固定化されていきます

10歳の人と比べて20歳の人は自分のルールが多いでしょうし、

20歳の人と比べて30歳の人はさらに自分のルールが多くなることでしょう。

この自分のルールが上手く作用する場合は良いのですが、

これが自分の足を引っ張る場合も多々あることに自覚的になるべきです

例えば先のドッチボールの例もこの思い込みの一種でしょう。

悪い思い込み=マインドブロックは破壊しよう

これらの思い込みに自覚的になったら、

目的に対して邪魔になるようなものは破壊してしまいましょう

私の場合、最近では食事に時間をかけるということが

非常に時間を多く奪っていることに気付いたため、

食事は基本的にプロテインとサプリメントで済ますようにしています。

こうすることで食事を作る時間を含めれば1日2時間程度の時間を生み出すことに成功しました。

これは極端な例ですが、多かれ少なかれ

こう言った疑問すら持っていない時間を消費する行動は存在するはずです。

これらを極力減らしていくことで、時間を確保することができるのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?

年齢によって直接絵の成長量が低下することはありませんが、

一方で絵に時間をかけることが難しくなっていくことがおわかり頂けたのではないでしょうか?

年齢を気にするよりも、どのようにして時間を作り出すのかを意識し、

生活を改善していくことが何より大切なのではないでしょうか。

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